婆さん乱読の日々

 

煩悩滅却より、湧く出ずる感情を肯定する=”生を肯定”

町田康節が溢れていても、劇画のような展開になっていても大して面白くない

”くだらない”なんて思ってしまった婆さん

                   

 

宮沢賢治銀河鉄道の夜』の登場人物ブルカニロ博士が言う

 ・・・みんなめいめい自分の神様が本当の神様だというだろう

けれどもお互い他の神様を信じる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう

それから僕たちの心が良いとか悪いとか議論するだろう

そして勝負がつかないだろう

けれども、もしおまえがほんとうに勉強して

ちゃんと、ほんとうの考えとうそとの考えとを分けてしまえば

その実験の方法さえ決まれば

もう信仰も化学と同じようになる・・・」

賢治の思考の先に頭を巡らした婆さん

 

実話に基づくとある

一気に読ませる!

 

熊谷うちわ祭り 

祭り最終日の22日のこと、夫と夕食後に散歩がてらに祭り方面へ歩いた、ホームから20分ほど歩くと仲仙道が通行止めになっていて大層な出店と人で溢れていた。仲仙道から星川沿いの道へ、どこも凄い賑わい!20時には12台の山車が集まって山車上での太鼓をたたき合う、が星川沿いを歩き切って仲仙道に戻ってホームに7時半ごろには戻った。



伊藤比呂美「ふたつの波紋」町田康

伊藤比呂美さんの本を読みたくなって図書館で検索、

貸出中の本が多くて仕方なく選んだ本

手に取ってみると町田康との対談集だった ”ナイス!”と思わず呟く婆さん

 

町田康の作品からは伺えなかった町田康を知るし、

なるほど思い知っていた伊藤比呂美

もっぱら町田康が容赦ない風で、伊藤比呂美を突くのだが

その波紋が面白い 

作品を産み出すところが違っていても、どちらも読書を楽しませてくれる作家だ

 



 

「ひとっこひとり」東直子

12の短編集

どれも、やさしく心に響いてくるお話し

詩人でもある作者の書く文章は理屈っぽくなくて、じんわりと伝わって来て感情を揺すぶられる

ホンワカと温められたり 思わずウルウルしてしまったり

 

 

ミシェル・オバマ「心に、光を」不確実な時代を生き抜く

アメリカの根強い差別が現存する中で気高く生き抜く苦悩と術が全般に語られている。

とても丁寧で正直な言葉は真っ直ぐに伝わって来て、一気に読破!

 

「・・・自分の物語を正直に知ることによって自分の光を知る、自分を知ることで自信が築かれる、それが今度は落ち着きを生み、広い視野を保つ力を育んで、最終的には他

の人たちと有意義につながれるようになる・・・」

 

ミシェルの物語は子育てにも大いに参考になると思う、若い女性にぜひ読んで欲しいと思った。

 



 

 

紫陽花の花を

母の日に娘が紫陽花の鉢を送ってくれた

ホームへ入居する前は庭の紫陽花を堪能した

季節毎に沢山の草花が咲いてくれた庭との別れが一番淋しく感じる

 

今日、紫陽花の鉢から花を摘んだので

来年も花を咲かせてくれると思う

鉢も一回り大きいのに植え替えてある

摘んだ花をドライフラワーにしよう

 



 

「夜が明ける」西加奈子

先日、「私の身体を生きる」を読んだ

現代の女性作家17人が其々に著したエッセイ集

婆さんはこれまで、その17人の本を殆ど読んでいなかった

17人のエッセイの中で一番心に響いたのが西加奈子さんのエッセイだった

それで西加奈子さんの本を読んでみたくて図書館で借りて来た

 

作家の意気込みを感じさせる本で一気に読んだ

貧困の実態、低俗化して行く大衆の受けに応えるだけのマスディア、理不尽な社会の中で懸命に生きる若者! 婆さんの胸底にくすぶる思いと重なって、事なかれ主義に陥っている者の胸をたたく小説だった

装画も西加奈子さんのだ