老人ホーム暮らしも、自覚から

寒波が晴天の関東でも気温をぐんと下げている。

こんな時は暖かい居室から出たくない。

けれども40年くらい前の友人〇さんから絵を出品しているので、ぜひ見に来てとの葉書が来ていた。体のアチコチが痛くて、どうしようか、行かなくては、行かなくても、と気持ちが揺れていた。

場所は銀座ゆう画廊で、一枚の葉書は23日まで、もう一枚は31日までとなっている。

31日までの葉書には花をテーマに画いた作品の写真が並んでおり、「これが私の作品です」と示してあったので、なるほど〇さんの絵は、そうか、こういう絵、と知ったので

行かなくてもいい気がした。

23日までのは葉書には作家それぞれ自らのテーマで多数の小作品をを出品、〇さんは8作品を出したそうだ、どんな絵だろうか、見てみたいな~ 億劫がっている体と、友人〇さんを思う気持ちとで揺れていたら、夫が「ぜひ、行って来い」背中を押した。

それで、

昨日、東京は最高気温が6℃と予想されていたので、ホッカロンを体の前後に付けて、厚着もして思い切って銀座へ出かけたのだ。

スマホのアプリ”乗り換え案内”は便利で、どこへでも行けそう! けれども不安で迷う、上野から銀座線に乗り換えて行くことにした。

上野で降りて、さて銀座線はどちら? 方向を間違えてUターンを余儀なくされたが銀座線への道筋が明らかになり無事乗車できた。

外人さんがいっぱい乗っている、外人さんの若い女性がやさしい笑顔で私を見下ろして何か言いたそう、何処にも摑まらずに立っている私を心配してくれてのことに気が付いた。慌てて摑まるところを探すも手直なところに無い、それで体の向きを反対側に向けたら空いている吊革があったのでしっかりと摑まった。外人さんは安心した様子になった。

暫くして前に座っていた女性がスマホから目を離すと同時に「気が付かなくて、すみません」と私に席を譲るのだ。「とんでもない」と言いながらも断るのはいけないと思い座ったが、その女性が大きなバックを抱えて立っている様子に恐縮する思いであった。銀座まで7駅、乗り越してはならない、それでドア上の電光版を注目したいが、車内が混んでいて、よく見えない。体と首を思い切り伸ばして見る。「混んでいるので見にくいですよね」と隣に座っている人が気遣って下さった。なんて皆さん、やさしいのだろう!

結論、私は本当に婆さんになってたのだ! 自分を婆さんとブログで書きながら、まだ、すっかり婆さんになっていると思っていなかったが・・・

さて、銀座に着いて、スマホで、ゆう画廊への道を調べる。昨年の夏に一度行っているのに、わからなくなっている。スマホが示す通りに歩いているつもりで大分遠回りしてしまったようだった。狭い階段を上がったところにエレベーターがあって、5階6階がゆう画廊になっている。先ず〇さんの絵を購入するつもりで見入った、のだけど・・購入しなかった。購入すべきか、すごく迷ったのだけど、〇さんにも自分にも誠実であるべきだと思った。そして見ず知らずの人の作品を購入してしまった。ゆう画廊の人が「喜びますよ」と何度も言ったのが、その作家さんのことが想像された。「〇さんのを購入するつもりだったのですが~」と言ったら「〇さん、今回のはね~」と言った。

私と比較にならないくらい真摯に絵画に立ち向かっている〇さん、感性がもの凄く豊かで・・稀な人だから、大丈夫!