正しい選択であったか・・・

 

老人ホームの入居が決まっている。契約してから1年が経っているが、まだ入居していない。別荘扱いというのがあり管理費の60%を納め、月に10日を過ごすことができるというものであるが、コロナ禍の中で気軽に行くことが出来なくなってしまった。契約して間もなく生活必需品の家具や電化製品を運び入れる際に行ったきりで、一度も宿泊していない。

かねてより老後は有料老人ホームでを決めていたのだが、その気持ちが揺らいで大層なお金の無駄遣いをしていることが感じられて心苦しくなる。その間に初孫が生まれた。

晩婚の息子が子を授かったのだ。ばあさんになった私は高齢ではあるが、まだ労力になれるかもしれない。これまでの貯金がホームへ費やされるより、若い者たちへ向けたらどんなに助かるだろう。しかし、ここでキャンセルをすると一度も宿泊していなくても入居金は全額戻らない。家具や電化製品、部屋に合わせたカーテンなどが無駄になってしまう。大変な無駄遣いをしたことになる。一方、こう思うのだ。現在は体が動いても、先には老いが進みケアが必要な身になることだろう。その時に若い者たちへ負担を掛けずに済むではないか、それを望んでいたはずなのだ。やはり、このままで良いのだ。と自分に言い聞かせている。

ホテルのようなホーム、住みたい場所だろうか。住むことを決断したにもかかわらず心が騒いだりする。

 

有料老人ホーム

昨年四月に契約した老人ホーム、会社側が四月に決算があるとかで、是非4月までに契約をという担当者の希望を汲んだ。コロナの緊急事態宣言の最中であった。このような時に?と何度か担当者へ聞いたのだが、差支えないとの返答。どうしても契約はして欲しかったのだと思う。それまで何度か担当者と会ったりしているうちに、私たち夫婦もその若い担当者の気持ちに応えてあげねばという気持ちになっていた。

契約の際は保証人を交えての契約書読み合わせのような事が行われた。子供たちも一緒にホームを訪問するのは初めてであった。玄関から事務手続きが行われる部屋へ向かう際、入居されていらっしゃる人が心配そうに私たちを見ていた。案の定、苦情があったようで別館の別室へ移動、そんな雰囲気の中のことであった。子供たちに私たちの部屋を見てもらいたかったが、それも当然叶わなかった。

緊急事態宣言が解除されてからホームより連絡あり、入居を促された。契約するまでと契約を交わしてからでは私たちの受ける印象が随分変わったと思う。現場で働いているスタッフは心優しい、しかし会社なのだ。利益が優先され、入居者側より会社の都合が優先される、という当たり前のことを知る。

私たち未だ引っ越しをしていない。自宅で暮らしている。時々、別荘として泊りに行く予定であったが、コロナ禍で控えている。冷蔵庫や洗濯機、ベットやソフアーなどの家具も入れていつでも住めるようにしてあるのだけど。毎月一回、一か月分の引き落とされた金額の通知とホームの便りが届く。ホームの便りが面白い、入居者と会社の議事録が面白い。

年内には二人揃って元気に入居する予定であるのだが・・・

久しぶりに独りで散歩

晩秋の風景にウットリしながら歩いた

狭まっていた心が解放されて行くような心地

正法寺へ歩いて行ってみよう

感謝と祈願 是非ともお参りしたい

思いを果たして清々しい心地で帰路へ着いた

 

 

f:id:aozora0707:20201220120033j:plain 松風公園

f:id:aozora0707:20201220120304j:plain 刈り取られたのに初々しい緑が・・・

f:id:aozora0707:20201220120829j:plain メタセコイアが落葉して行く

f:id:aozora0707:20201220121036j:plain 落ち葉を踏みながら進む

 

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久しぶりに絵筆をとる

心掛けることは無心になること

絵が壊れた!

必然に湧いてくるものがない

枯れたんだな~と思う

なんとか収まっていた絵が崩れ、壊れた!

ただ無暗に進めていたから当然

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「死者との対話」石原慎太郎

7篇から成る。

自らの体験、想念を7篇に語るも

私も死を意識せざるを得ない年齢にあるので死について興味を持って読んだ。

「暴力計画」は無残な死を招いたインパール作戦での司令官を追い詰めるのであったが

いくらでも理不尽極まりない愚かな戦争の惨事があったと思う。

戦争は本当に嫌だ!

最期の「ハーバーの桟橋での会話」で些かうんざりする。

よくありがちな引退した男性が自分の過去を語って聞かせるもので

うんざりする。

あんなだった自分 こんなはずじゃない自分を語るが

受け取るに、いささかうんざり。

 

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